敵をきちんと認識することは勝つための第一歩? それとも,バカにする第一歩?
アンチウイルス大手各社は新しいウイルス「ゴナー」に対して警告を呼びかけている。このウイルスは,メールソフトのアウトルックとICQでファイルを添付送信して拡大していく。感染すると,アンチウイルスソフトやファイアウォールソフトを削除していく。
バッドトランス.b(過去記事)の乱痴気騒ぎもまだ終わらないというのに(ZDNet Newsの記事),次なる敵手登場となんとも動きが早いもの。まぁ日本では繁殖せずに終わりそうな報道もあるし(Nikkei BizTech Newsの記事),相変わらずまか〜は蚊帳の外ですが。
なによりこのゴナーの笑えるところは,敵となるノートン・アンチウイルスなどを削除するという暴挙にでるところ(^_^;)。もちろん受信時にウイルス定義ファイルが対応していればせき止められるが,もし定義ファイル更新をしてなくて,うっかりGone.scrを開くと,バックグラウンドで敵の消去をはじめる。つか,あっさり削除される方もされる方という気も…。でも,よくよく考えるとそれによって次のウイルスによる攻撃や,不正侵入の穴を作るわけで,Gonerとは「落ちぶれる人」というような意味だけど,なかなかやることは的確?
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